しゃちくのおもむくままに

なにがしたいんだ?

俺に聞かないで。

ボーカロイドはリアルの歌手に完全敗北した。

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最近ボカロ関係からあがってくるアーティストが目立ちます。

一番は圧倒的米津玄師。人気すぎて草。

それを皮切りにボカロ系から一般系へ路線を変えていった人たちが多くいます。
ボカロPが自作曲を自分で歌うことで伸びるパターンと、楽曲提供をして歌わせるのをボカロじゃなく人間にしたことで伸びるパターン。

前者は米津玄師(ハチ)や須田景凪(バルーン)、後者はヨルシカ(n-buna)やYOASOBI(Ayase)が有名ですね。

言い方は悪いですがボカロはクリエイターが大きくなるための踏み台となっているのが現状です。
実際ボーカロイドの声は特徴的なので、万人受けするものではないことはわかると思います。いくら調教しても機械感を拭うことはできません。

それが好きという人もいますが、世間に広く浸透しなかったのは事実でしょう。
それは千本桜を小林幸子和楽器バンドが有名にしたことが証明しています。

別に私はそれを否定するつもりは毛頭無いですが、ボーカロイドというコンテンツの限界が垣間見えた気がします。
そもそも昔からボカロ曲本家より歌い手の歌ってみた動画の方が再生数が多い、なんてことはザラにありましたし。

ただ、なんというか、寂しい。
結局ボカロが人間に勝てなかったという事実が、オワコンの烙印を押しているようで。

そもそもボーカロイドというコンテンツには弱点があります。それは気に入る曲が見つけ辛いこと。
一般アーティストではこれ好きならあのアーティストも好きかもよ、とかなるんですが、ボカロの場合そういうのはあまりハマりません。
そのため自分で曲を発掘していかなければなりません。

私はこの発掘が好きでこのコンテンツにハマりました。かれこれ10年くらい経ちましたが未だに好きです。
昔ほどの情熱は消えましたが。

理由はボカロ曲検索しても歌い手のが出てきて本家が見つからないから。

歌い手も居ていいんです。実際自分もなりたかったし。

でもボカロよりも優先して検索結果に出てきてしまう。
それくらいボカロは人間に敗北している。

カバー曲がヒットして本家が伸びないみたいな現象が日常茶飯事という界隈。
夏祭りがWhiteberryの曲として知られているみたいなね。
本家はJitterin’ Jinnだからね。夏祭り。


本当にその事実が私を悲しい気持ちにさせます。
私が好きなボーカロイドというコンテンツは世間一般の価値観とは違うんだと言われている気がして。

ただそんなぼやき。文字にしてみたかっただけ。

多分思ってる人、いるんじゃないかな。