しゃちくのおもむくままに

なにがしたいんだ?

俺に聞かないで。

プロジェクトセカイというゲーム。

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つい先日リリースされたアプリ。その名も

プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク

ボカロ好きとして、また音ゲー好きとしてすごく期待していました。

個人的にはボカロのみ出てくればいいと思っていましたが、声優ユニットが複数登場します。正直いらねえ
それはまあどうでもいいんですが、本家が蔑ろにされることだけはやめてほしい、そんな思いでした。

で、プレイしてみてどう思ったのか。という独り言です。

適当なまえがき

とりあえず始めたてのとき。
ログインができねえ…
まあ新作ゲームにはありがちな鯖落ちですよね。どうせなると思っていたのでいいんですけどね。
で、ログインできてからも不具合だらけ。みんなでライブがプレイできない。対処法はルームを退出して新規部屋に入り直すこと。
一応遊べるゲームって感じでした。今はこの問題に関しては修正されました。よかった。

システムはほとんどバンドリと同じ。まあ開発元はクラフトエッグなんでね。
細かいところを言うと色々あるので割愛。

おもったこと

いいてん

さて、本題の感想です。

本家リスペクトは間違いなくある

私が一番危惧していた本家が蔑ろにされていないか、というものですが、こちらはそれほど大きな問題はありませんでした。
というのも、TwitterのMVの時点で声優ユニットが歌っていたボカロ曲が、原曲キーではなかったのです。
これを聴いて、まさか…と思っていましたが、声優Ver、ボカロVerが選択できるようで、ボカロVerはちゃんと原曲キーで収録されていました。

キーくらいどうでもいいと思う方もいるかもしれませんが、考えてみてください。たしかにキーを変えてもメロディは壊れることがありません。
しかし、作曲者はそのキーで世に作品を送り出したのです。ドで始まってもいいはずなのにラで始まらせているんです。
そこに意味があると私は思っています。作り手の思いが詰まっている。それを変えることは私は好きではありません。

また、譜面が曲と連動しているものが見受けられます。例えば、脱法ロック(Ex)のサビは本家MVの動きをトレースしています。
ツギハギスタッカートの「円を描いて」や「結んで開いて」などは、その動きをするようになっています。
ワールドイズマインの「右手がお留守なのを」のところでは、左手のみで対応する譜面になっています。
このように、少なくとも全く曲を知らない人が作っているような譜面ではなく、楽しめる造りになっています。

ライブが楽しい

バーチャルライブという機能でライブを鑑賞することができます。これが意外といい。
ああ、ライブを見ているなと言う気持ちになります。サイリウム振れるし。
部屋に入れなかったり周りの人間消せないのはくっそマイナスだけどな

よくないてん

ここからは良くない点。

アスノヨゾラ哨戒班がカバーしか入ってない。

これはいかんでしょ。
このゲームでバーチャル・シンガーとして登場するのはミク・リン・レン・メイコ・カイトの5人。
この曲はIAが歌っているので、そういうことなのかな…とも考えたんですが、シャルルが収録されているためその線はなくなりました。
シャルルは v flowerなのでバーチャル・シンガーの一員ではありません。証明完了。
今後何かしらで追加されるとは思っているのですが、リリースしていきなりボカロ曲カバーのみは良くない。
OrangestarのIAの透き通る声が聴きたいんだよこっちは。

原曲通りに歌われていない曲がある。

シャルルのサビですね。これは歌い手でも間違えてますが、サビの雲の上というところ。
普通にくものうえーじゃなくて、クもーのうえーが正しい歌い方。正直わかりづらいところなんですけどね。
でもこれは作曲者であるバルーンがself coverで歌っているのを聴けばわかります。
これめちゃくちゃ気になるから修正してほしい、まじで。
他にもあったりするかもしれませんね。

効率曲問題

記事執筆時点(10/11)時点では、効率曲が2つあります。
一つは素材集め用のReady Steady。曲の時間が最も短いためよく使われます。(1:32)
もう一つはイベント周回用のメルト。曲の時間が最も長いためよく使われます。(3:02)
最短曲と最長曲。曲の長さがほぼ倍違います。イベントは曲が長いほうがポイントが多いようなので1曲で得られるポイントも倍変わります。
同スタミナで取れるポイントが2倍も違うと効率曲を選びたくなりますよね。
今はイベント期間中なのでメルトがめちゃくちゃ選ばれます。何回メルトやったかわかりません。曲好きなのにこれだけ聴くと流石にノイローゼ気味に…
ミクさんは一日に何回メルト歌ったんでしょうかね。まじでえげつない回数だと思います。
曲のスコアに関する修正が入ったようですが、この問題は解消されていません。どうなるのでしょうね。割と厳しい問題です。

ベテランルームの壁

ある程度ユニットを育てていくとベテランルームという部屋へ入場することができます。総合力150000以上が対象。
私は初期ガチャの星4をすべて持っていたので、すぐに到達してやると意気込んでいました。しかし、中々に時間がかかりました。
理由は総合力150000になるためにキャラを特訓させる必要があることです。そのためにはミラクルジェムというアイテムが必要なのですが、これが全然落ちないのなんの。
星4はこのアイテムが100個必要なのに対し、星3は50個で進化させることができます。レベルマックス時の総合力の差は3000程度。
実は星4のレベマが1キャラ、他全部星3レベマの編成にちょちょいとセカイや街を育てれば150000に到達します。
この方法で使うミラクルジェムは250個。それに対し星4編成では最低350個必要です。この100個の差が非常に大きい。ライブブーストの最効率は2個使用なのでそれでぶん回していましたが、落ちても1回で20個です。
……
このように私は育て方を失敗したのでベテランルーム到達が非常に遠かったです。
こんなのわかるわけねーだろ。
育ってしまえば問題にはなりませんが、始めたての方はまじで気をつけてほしいと思います。

いいわるいとかじゃないはなし

ここからは完全に私の主観、感覚的なものです。

どうしても受け付けられないのが、ボカロキャラと声優キャラの会話。
ミクちゃん、リンちゃん、みたいな感じで声優キャラが話しかけるとそれに対応して返答するわけですが…逆もまた然り…
これ、めちゃくちゃ違和感あるんですよね。
ボカロキャラ同士が対話している分には何も感じませんし、声優キャラ同士の会話ももちろん何も感じません。
前者はプログラムされ作られたもの。後者は台本はありますが、生きているものです。明確な違いがあると思っています。
ボカロは機械であり、こちらに対して一つのエンターテインメントを提供してくれるものに過ぎません。それは一方通行で、現実と交わることはできません。
その2つが強引に交わろうとしている姿を見せつけられると…人形遊びを見ている気持ちになります。
人形に話しかける声優たち。決まったセリフを返す人形。それを聴いてまた話しかける…見ていて恥ずかしくなってきます。

あくまでも個人の感想なので。そうじゃないっていう人ももちろんいるでしょう。みんなちがってみんないい。

で、どうなんだよ

リリース直後ということもあってバタバタしていますが、中々面白いゲームだと思います。ただいい点より悪い点のほうが目立っているのは事実です。
しかもバンドリの踏襲的な側面が強いので、それ以上の付加価値を付ける必要がありますね。
あと石配布も渋め(150万人記念は石50個。開発費回収があるとはいえやりすぎ)なのでテコ入れしないとちょっと…て思ってます。
まあまだ始まったばかりだし、連続曲追加キャンペーンすら終わっていないので、諸々出だしのイベントが終わってからどうなるのかというところだと思います。
個人的には応援しています。ユーザーアンケートで追加してほしい楽曲とか調査できるはずなので、もっとボカロを生かしてほしいところです。

以上、オタクでした。